こんにちは!やちょです。
計画を立て、準備は万端。いざ勉強しよう!
しかし、この時皆さんはふと思ったことはないでしょうか?
具体的にどうやって勉強するの?
私はよくこれを考えていました。
どうすれば成績が上がるだろうか?
何が効率がいい勉強方法なんだろうか?
自分はいろいろ考えましたね。そして、勉強するための勉強を始めたこともありました・・・(本末転倒ですね)
ということで、同じように勉強方法について悩まれている方に自分が勉強法を勉強した結果、行った勉強方法の1つを紹介したいと思います。
合う合わないあると思いますので少しでもいいなと思ったことを取り入れてもらえれば良いかなと思っています。
使用する教材は薬学ゼミナールの青本です。
全体的な流れは以下の通りです。
1日のやる量を把握。
↓
青本をサッと読み、赤字など大事なポイントを覚える。
↓
問題を解く
↓
解いた問題を徹底的に復習
↓
もう一度全体的に復習
このような流れになっています。
では、詳しくみていきましょう。
この記事の目次
1.1日のやる量を把握
全体の予定を決める時にも言いましたが、ゴールを見据えることが重要です。
これはその日の勉強効率や集中力にも関わってくるのでしっかり意識してやる気をチャージしましょう。
(全体の予定に関しては以下の記事をご覧ください)
薬剤師国家試験合格目指して!毎日こつこつ初めにやること
https://kotukotuyakushi.com/hazimetniyarukoto/
2.青本をサッと読み、赤字など大事なポイントを覚える。
次は、今日やる分の内容をサッと読みます。青本はかなりの量がありますのでついつい全て覚えなければ!と思う人も多いと思います。(自分もあるものは全部覚えなきゃ…!と思うタイプです。)しかし、現実問題隅々まで読んでいると時間がいくらあっても足りません。しかも、薬試までの時間は限られている…その中で取り組むべきは
赤字や太字を中心的に押さえる
今まで問題を解いていく中で気づいたのですが、赤文字や太字は薬ゼミさんが過去の薬試を元によく出るポイントを分析された箇所になっています。よって、そこを覚えることにより効率的に重要箇所を覚えることができるのです!!
時間がない自分たちにぴったりですね。なので、赤字や太字を中心に、そして気になるところはその周辺も少し読んで進めていきましょう。
3.問題を解く
文字の如く問題をひたすら解く
この時、答えがあっていることではなく、他の選択肢も含めて正解の場合だけ正解としましょう。
どうせここで意地を張って、この問題は正解出しいいか としてもいいことはありません。
間違うことをは悪いことではなく、自分の弱点を知れるいい機会と思って恐れずにチェックをつけて問題を解いていきましょう。
4.解いた問題を徹底的に復習 (ここが本番!)
少しでも分からないところがあればそこを重点的に復習します。ここで重要なのが
答えの正誤に拘らない
これです。
なぜかというと、全く同じ問題は2度とでないからです。
え、じゃあ解く意味ないじゃん?
そんなふうに思われる方はいませんでしょうか?わかっておられる方も多いと思いますが、同じ問題は出ませんが、似たような問題はわんさか出ます。
以下の問題を見てみて下さい。
第98回薬剤師国家試験 問158
虚血性心疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 ジピリダモールは、アデノシンの細胞内への取り込みを促進し、冠血管を拡張させる。
2 ニトログリセリンは、静脈還流量を減少させ、心臓に対する前負荷を軽減する。
3 ビソプロロールは、心拍数と収縮力を減少させることで、心筋の酸素消費量を低下させる。
4 ニコランジルは、ATP感受性K+チャネルを遮断し、冠血管を拡張させる。
解答 2,3
厚生労働省 第98回薬剤師国家試験問題及び解答/1日目(3) 薬学一般問題より引用
第104回薬剤師国家試験 問154
虚血性心疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 ニトログリセリンから産生される一酸化窒素は、血管平滑筋のグアニル酸シクラーゼ活性を阻害することで心臓の前負荷を軽減する。
2 ニコランジルは、ATP 感受性 K+チャネルを開口することで冠動脈を拡張させる。
3 アテノロールは、血管平滑筋のアドレナリンα2受容体を遮断することで末梢血管抵抗を減少させる。
4 ジルチアゼムは、心筋細胞のCa2+チャネルを遮断することで心機能を抑制する。
5 ジピリダモールは、冠動脈のアデノシンA2A受容体を直接刺激することで冠動脈を拡張させる。
解答 2,4
厚生労働省 第104回薬剤師国家試験問題及び解答/1日目(3) 一般問題(薬学理論問題)より引用
https://www.mhlw.go.jp/content/000491251.pdf
同じ分野も問題ですが、細かいところはおいといて、選択肢はほぼ同じような問題ですよね?
薬試だけでなく、様々な試験ではこのように似たような問題が出されます。
なぜ、同じような問題が出されるかというと簡単にいうと重要だからです。
また、聞かれていることは本質的には変わっていないということも表しています。
なので、問題を解く時に重要にしたいのは本質を捉えることです。
上記で紹介した問題に関しましては大事なのは
「それぞれの薬理作用を理解する」ことです。
ここでは、どの受容体が関与しているのか、そもそもどういった薬だったのかなどについてですね。
そこを意識して問題を解くようにして見てください!
じゃあ、本質を理解する重要性は述べましたが、具体的にどの薬を勉強すればいいの?と思われる方もいると思います。
薬の量は膨大ですので、まずは、過去問に出ているものをしっかり理解することが重要です。
先ほど記載した薬物に関しても過去問で出たものがかなり出題されていると思います。
今回の問題を通してわかるように、過去問をしっかり勉強すれば次に似たような問題が出題される可能性が高いです。
そこで確実に得点できることがとても重要になってきます。まずはここをしっかり押さえましょう。
ただ、その問題を覚えただけでは解けないのでは?と思われる方もいるのではないでしょうか?
ご指摘の通り、過去問だけでは解けない問題も多くあります。
そこで、余裕がある人は是非してもらいたいのですが、過去問の関連箇所を青本で調べ関連箇所もついでに覚える、ということをしてもらいたいです。
これは問題を見て少しでも分からない部分(選択肢の内容に関して)は青本を参考資料のようにして索引で調べる。
↓
そして、その周辺知識を覚えていく。
という勉強方法です。
これにより知識のつながりができ、思い出しやすくなるので個人的にはこれが一番身につく勉強方ではないかと考えています。
追加で調べたところは、青本で参照したページなどを記載しておくと後で復習しやすくなると思います。
これが終われば、これを何度も繰り返して選択肢を見ただけで全ての正誤やポイントを押さえるまで繰り返します。
この繰り返しによって、その分野に関しては得点源になると思います。
これができるまでには個人差もありますがかなり時間がかかると思いますが、ここでの踏ん張りがこれからに生きていきます。
5.もう一度全体的に復習
最後に、先ほどと同じように問題を見て正誤や周辺知識を思い出せれば完璧です。
最初の段階でなかなかできないと思いますが、ひたすら思い出してアウトプットを繰り返しましょう。
人間の記憶はインプットよりもアウトプットによって定着することはよく言われていることですね。
アウトプット→忘れてしまった→答えや参照ページを見て、「これだったかぁ」と悔しく思う
これをいかに繰り返したかが後々の力に必ずつながっていくと思います。
勉強しても点数が上がらない方はやった気になっているだけではないかと思います。自分もそうだったんですが、
勉強時間は多い=成績が良い は成り立ちません。
なぜなら、勉強した内容が本当に身についていないからです。
何も見なくてその問題が解ける状態が積み重なってこそ、本当に勉強したと言えると思います。
詳しい内容については、また別で紹介したいと思います。
まとめ
1日のやる量を把握。
↓
青本をサッと読み、赤字など大事なポイントを覚える。
↓
問題を解く
↓
解いた問題を徹底的に復習
↓
もう一度全体的に復習
かなり時間がかかってしまい大変だと思いますがこの5つのステップを毎日繰り返して
こつこつ努力していきましょう!